これまでのAI活用は、チャット形式で相談し、返ってきた回答に対して人が追加指示を出す使い方が中心でした。資料のたたき台を作ってもらう、文章を整えてもらう、調査の観点を出してもらう——そうした使い方は、すでに多くの企業で始まっています。
一方で、近年はAIの使い方が変わり始めています。単発の相談ではなく、業務の目的・要件・達成条件を渡し、調査、作成、検証、修正までを一定範囲で自律的に進めてもらう「エージェント型」の活用です。
このとき重要になるのは、AIに対して明確な指示を出せるかどうかです。
- 何を達成すべきか
- どこまでやれば完了なのか
- 失敗した場合はどう確認し、どう修正するのか
- 判断に迷ったときは何を参照すべきか
こうした条件が整理されていなければ、AIは業務を進めることができません。つまり、AIを活用する力は、単にAIツールを使う力ではありません。業務を分解し、定義し、任せられる状態に整える力でもあります。




